年末年始は何かと専業主婦も忙しく、おまけに体調を崩してもう、1月も6日になってしまいました。
ノロウィルスに侵されながら、眠ることの出来なかった午前2時ごろ・・・眠るのを諦めて、見始めました。
テレビ東京系列の新春ワイド時代劇「白虎隊〜敗れざる者たち〜」です。
敗れざる者たち・・・って、負けてないってことよね・・・???
意識が朦朧としていたからでしょうか???
これは、”白虎隊”ではなく、”西郷頼母父子物語”なのでは???
と、思ってしまいました。
そう見ると、なかなか面白かった???

この”画”からして、西郷頼母一家物語ですよね

あまり白虎隊がメインの時代劇でなかったような気がします。

大型時代劇ということもあって、たくさんの大御所俳優さんが出ていて見応えはありました。
他のテレビ局はお金もかかっていなさそうでしたし・・・
テレビ東京さん、素晴らしいです。
が、黒木瞳さん・・・なんだか時代劇のよな感じがしなくって、ほんと一家でホームドラマのような感じに思えてしまいました。
いろいろ言えるような新しい家族関係なら・・・一家で自害することもなかったように思います。
で・・・
肝心の白虎隊・・・

この子たちです。
多分、当時の子供たちと同じぐらいの子供たちだと思います。
が・・・なんとも・・・自分が歳をとったのかなあ・・・。

こちらの方が、緊張感というか、悲壮感があって大好きです。
中村蒼君のやった篠田儀三郎は、当時近藤真彦さんにそっくりと言われていた新田新一さんが、須賀健太君のやった飯沼定吉は今でも顔を見るたびに”あ・・・貞吉のぼっちゃん・・・”と思います宮川一朗太さん、そして、このドラマではあまりスポットが当たっていませんでしたが、野村駒四郎に天才子役だった坂上忍さんが・・・。
他にもたくさんの白虎隊士中二番隊の子どもたちの、その家族とのやり取りがあって好きでした。
私の好きなシーンは、貧乏で隊服を誂えられなかった母が、自分の草木色の着物をつぶして隊服を作るシーンです。16歳ぐらいの少年です。自分だけ隊服の色が違うと嫌がるのですが・・・
母は、どうして草木色にしたか??を話します。
自分の家は貧乏で、誂えてやれなかったが、この草木色の服なら、敵の弾をかいくぐり、手柄をたてられる!!=大事な息子に怪我をさせたくないが為の母の気持ちを語るのです。
そして、息子は自分が「浅はかだった」と、母に謝るシーンです。
今でも鮮明に残ってますから・・・
当時、すごくインパクトがありました。
良く考えると、彼らと同じような年でした。
で・・・そんな白虎隊の伏線もあまりなく、やけに土方さんが出ていました。

ま・・・土方さんは、私にとっても絶対的ですが・・・。
岸谷五朗さんは結構良かったです。
が・・・史実がなあ・・・
ドラマなので、ある程度は許せますが、一番許せなかったのは、池田屋は遅れていくのよ・・・

スターは遅れて行くんだから

っていうことかしら???
おまけに、モテるのは分かるけど、早く箱館戦争に行ってください

というのと、松平容保さん、とってもお馬鹿に見えてしまいました。
かれは、愚直であっても、バカであってはならないのでは???
だって、たくさんの会津の人たちが犠牲になったんだから・・・!!!
って、思っちゃいました。
照姫とも夫婦っぽいのもどうかなあ・・・駄目でしょう???

北大路欣也さんなのに、あんなに軽くなってしまったのは、やっぱり脚本のせいなのでしょうね・・・
期待していたのに、私としては残念です。。。

このシーンも・・・隊長は食料を探しに行っていたのに食べてる!!とか、
貞吉が生き残ってるけど、どうして鶴ヶ城にいるの???
とか、ホント、突っ込みどころ満載でした。
たくさんの人の犠牲と・・・
会津の人は埋葬することさえ許されなかったということ、明治に入ってからも賊軍としての扱いを受けてきたことを考えると、馬鹿な殿さまと、頼母以外は無能の家老たち・・・
なんだか、期待していただけに悲しくなってしまいました。

殿も生き残りますが、頼母も生き残ります。
容保が日光東照宮の宮司となった時に、頼母は禰宜となったのです。
頼母のことをたくさん書くなら、ここら辺のことも書いて欲しかったなあ・・・って思いました。
新年の一発目がなんだか不発に終わってしまいましたが・・・
今年も何とか頑張ります。
お目汚しよろしくです

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