2011年11月18日

火宅の人

最近弱っているので、眼精疲労が強く、頭が痛いです・・・。(TmT)

で、時間もないし、なかなかパソコンにも向かえないのですが・・・。

そんな中、家事をしながらでしたが・・・。

「火宅の人」を見ました。

深作欣二監督です。主演は、緒方拳、いしだあゆみ、原田三枝子、松坂慶子、すごいメンバーです。

火宅とは、仏教説話(正確には「法華経 譬喩品」より)の用語で、「燃え盛る家のように危うさと苦悩に包まれつつも、少しも気づかずに遊びにのめりこんでいる状態」を指します。


子供の頃には、「見てはいけない大人の映画」みたいな感じに捕らえていましたが・・・。今の映画やドラマの表現に比べると、刺激は少ないかもしれませんが、昔の映画のほうが、スマートでない「いやらしさ」みたいなものがよく出ていました。汚いアパート暮らしとか、ほったて小屋に住んでいるとか・・・。

やっぱり、俳優さんたちが上手いのでしょうね。愛欲に溺れている主人公なだけなのに・・・見入ってしまいました。

緒方拳さんは、大好きだった俳優さんの一人でした。もちろん、「砂の器」のお巡りさんが大好きでしたが、この火宅の人もそうですが、必殺の「梅安先生」も、いやらしいというか女好きの役だったので、子供ながらに「何でこんな役するんだろう・・・。」と、嫌だったのを覚えています。Σ(|||▽||| )
いまなら受け入れられますが・・・。♪ヾ(≧▽≦)ノ彡☆

でも、自伝的小説ということは、壇一雄さんは、こんな生活をしていたであろうし、恥ずかしげもなく「そんなこと」書けるなんて、すごいとしか、言いようがありません。

昔、壇一雄さんの「リツ子・その愛」「リツ子・その死」も読んだ記憶がありますが、この私小説も、圧倒の連続でした。


自分を破壊しながらも作品へと昇華させていく・・・。太宰治さん、中原中也さんとも親交があったとのこと。この頃の人は、自分を傷つけては、自分を切り取っては執筆していたのでしょうね。

普通の人間には無理な、だからこそ、たくさんの賞をとり、たくさんの人を感動させられるのでしょう。

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posted by ちゃーちゃん at 15:20| Comment(0) | 邦画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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