2013年01月12日

チャップリンの「独裁者」観ました。

この作品は、チャップリン初の完全トーキー作品です。

独裁者 (2枚組) [DVD] / チャールズ・チャップリン, ポーレット・ゴダード, ジャック・オーキー, レジナルド・ガーディナー, ヘンリー・ダニエル (出演); チャールズ・チャップリン (脚本); チャールズ・チャップリン (監督)
独裁者 (2枚組) [DVD] / チャールズ・チャップリン, ポーレット・ゴダード, ジャッ...

ストーリーは・・・
1918年――第1次世界大戦の末期、トメニア軍陣地では1兵卒であるユダヤ人の床屋が奮戦していました。
が敗色は濃く、前線では敗退がつづき・・・上層部ではひそかに平和交渉が始められていました。

何も知らない将兵達は勝利を信じてた戦っています。
トメニア軍の空軍将校シュルツは、敵に包囲され危ないところを床屋に救われました。
傷ついたシュルツを助けて2人はトメニアに命からがら逃げかえりましたが、その時すでに戦争には負けていたのです。

床屋は戦傷のためすべての記憶を失い・・・病院に収容されました。
数年の年月が流れ、トメニアに政変が起こります。

cya2.png

その結果ヒンケルという独裁者が現われ、国民の熱狂的な歓迎を受けます。
彼はアーリアン民族の世界制覇を夢み、他民族ことにユダヤ人の迫害を行います。
ユダヤ人街のジャッケルの家族やハンナらは、不安な毎日を送っていました。
床屋は政変のあったのも知らず、このユダヤ人街の自分の店に戻って来ていました。

突撃隊の隊員はユダヤ人街に来ては乱暴し。。。ハンナはくやしがります。
臆病者の床屋も彼女と協力して彼等に抵抗します。
ある時、突撃隊に逮捕されかかった床屋を、通りかかった今は突撃隊指揮官になったシュルツが救います。
おかげでユダヤ人街にも平和な日々が戻ったのでした。

ヒンケルは自分の独裁政治をかくすため、国民の関心を外に向けようとオスタリッチ進駐を考え、軍資金をユダヤ人財閥に借款を申し入れたが拒絶され、ユダヤ人迫害が再開されました。
シュルツはヒンケルの政策の非を進言し、そのせいで失脚。。。
彼はジャッケルの家に隠れることになりましたが、突撃隊に発見され床屋とともに逮捕されてしまいます。
床屋を慕うハンナは、身の危険をさけるためジャッケル氏らとオスタリッチに逃げます。

独裁者ナパロニ指揮のバクテリア軍もオスタリッチに侵入し。。。
ヒンケルはバクテリア軍を撤退させようと、ナパロニを招き、お互いにオスタリッチの主権を尊重する誓約書に署名させ、撤退に成功します。
が・・・そのスキに自軍進駐の準備をしていました。

床屋とシュルツは軍服を盗んで収容所を脱出、国境で進駐準備の軍隊がヒンケルと間違え進軍を開始しました。
その頃、ヒンケルは鴨狩中を床屋と間違えられ、警備兵に逮捕されてしまいます。
数万のヒンケル軍はオスタリッチに到着、床屋は演説をしなければならなくなりました。
しないと他人だとばれて殺されてしまいます。。。あせあせ(飛び散る汗)

狼狽しながらも壇上に立った床屋は、演説しはじめた。

“独裁者の奴隷になるな!民主主義を守れ!”

彼の声はしだいに熱をおび自由と平和を守ろうと叫びます。
それはオスタリッチのハンナたちにも語りかけているようでした。


って、全部書いてしまいましたが、チャップリンの映画は”目を皿の用意して観ること”をしないと良さが解らないので観てほしいなあ・・・黒ハート


やっぱり喜劇王、天才です。
「モダン・タイムス」「独裁者」「 殺人狂時代」がチャップリンの三大作品と言われていますが・・・
この作品のために生まれてきたのかもしれません。

喜劇王っていても、作品はいつも真剣です。揺れるハート
実は二枚目ですしね。るんるん
笑いと悲哀を織り交ぜて、この作品では政治批判をしています。
でも、ちゃんと1本筋が通っているのが良いですよね。

最後の6分にも及ぶ演説には、チャップリンの平和を愛する心がいっぱい詰まっています。

ま、こんな作品を作っていたからハリウッドの赤狩りだけじゃなくって・・・鋭進的な左右両派からの突き上げが激しくなっていき、永世中立国だったスイスに移住することになるのよね・・・
なんて思いながら見たのですが・・・たらーっ(汗)

この作品は、チャップリンがヒトラーをパロっています。
よく解らないドイツ語のような言葉をしゃべっていますし・・・。
もう一人出てくる独裁者はムッソリーニなのでしょう。

チャップリンとヒトラー・・・
誕生日も近く、2人ともユダヤ人説のあるほど似ているところのあるふたりです。
でも、それは、ヒトラーがチャップリンを見て”ちょび髭”を生やしたという説まであります。
ヒトラーは、もともと絵描きになりたかったように、政治に映画や美術品を利用しています。
どのように自分を演出すればカッコいいのか???いつも研究していたといいます。
本当のことは解りませんが、ヒトラーも2度ほどこの作品を見ているのだとか。。。

でも、まだヒトラーの横暴が悲劇になっていなかった頃の作品で、あそこまで恐ろしい政府だと解っていたら、この作品は作らなかったかもしれないと、後にチャップリンは語っています。

dokusai.png

子どもを抱くヒンケル・・・ヒトラーも、こんなふうに宣伝していました。
ほんと、隅々までパロってくれていて、見逃せません。

ちなみに・・・有名なこのシーン・・・
cya1.png
ルパン三世でもパロっていました。

色々な作品に、多大な影響を与えた作品であることは間違いないことでしょう。黒ハート

最近の映画って、解説しすぎるところがあって・・・
チャップリンの作品は、あまり語らなくって・・・
チャップリンの動き・・・目・指先・つま先・・・どこをとっても、腰を据えて根性入れて見ないと駄目です。黒ハート
歴史を知っている人も、知らない人も、新鮮な気持ちで観ることの出来る作品です。黒ハート


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posted by ちゃーちゃん at 11:39| Comment(0) | 洋画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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