「ハゲタカ」観ました。

「ハゲタカ」観ました。


映画 ハゲタカ(2枚組) [Blu-ray] / 大森南朋, 玉山鉄二, 栗山千明, 柴田恭兵...
もともとは、NHKの土曜ドラマが好評だったので、2009年に映画化されたものです。

なかなか難しかったです。

かつて、日本を買い叩き、一世を風靡した「ハゲタカ」こと鷲津政彦（大森南朋）。かれは芝野健夫（柴田恭兵）とともにあけぼの光学を立ち上げた後も、着々と企業買収を繰り返してはいたものの、一向に変わらない日本社会に嫌気がさし、最近は隠遁に近い生活を送っていました。。。


と、話は始まります。

隠居状態からまた、お決まりのように第一線に帰ってくるのですが・・・



この二人の戦いです。

目が離せない作品・・・っていうよりも、ながら見の出来ない作品でした。
っていっても、もちろんドンパチアクションから目が離せないっていうわけではなくって・・・。


というのも、デイトレーダーよろしく、パソコンの画面を見たり、話し合いでかけひきをしたり・・・
微妙な表情がたくさんあったので、それを見逃さないためにも目が離せませんでした。


スーツをという戦闘服を着た男たちの戦いです。
個人的には久々に見る柴田恭兵さんが変わらずにかっこよかったです。

最後まで「お金」を意識した作品だったと思います。

なかなか面白かったです。

原作はこちら。


【全巻セット】　ハゲタカ・ハゲタカ2　文庫版　全4巻セット

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「紀の川」観ました。

「紀の川」観ました。

和歌山出身の私としては、身近に感じられて面白かったです。


紀ノ川 [DVD] / 岩下志麻, 司葉子, 田村高廣, 丹波哲郎 (出演); 有吉佐和子 (...

原作は、有吉佐和子の「紀の川」です。



ストーリーは・・・

明治三十二年、二十二歳の春を迎えた紀本花は、紀の川筋の九度山から、紀州有功村六十谷の旧家真谷家に嫁ぎました。
夫敬策は二十四歳の若さで村長さんです。
婚儀は盛大なもので、紀の川を下ってくる花嫁行列は本当に綺麗な昔話のようです。

花を好いていた敬策の弟浩策・・・丹波哲郎さんですが、本当に男前です。・・・はうかぬ顔。。。
そう、兄嫁の司葉子さんがきれいすぎるのです。


そんな旧家に嫁いだ花。。。その花と、その娘、そして孫の三代の物語です。

安産祈願に慈尊院へ自分の乳房形を献上したり、紀ノ川が台風に荒れ狂う秋、長男政一郎が産れたり。。。

長男穣生の報に喜んだ敬策は紀ノ川氾濫を防ぐ大堤防工事を計画します。

敬策は県会議員に打って出ようと和歌山市内に居を移します。真砂町です。今でも県庁の近くにある、文教地区というか、一等地です。

やがて花は、日本海海戦大勝利の中で長女文緒を産みます。

この文緒、岩下志麻さんです。本当に、気の強い綺麗なお嬢さんです。十七歳の文緒は和歌山高女に学び、新時代に敏感な少女に成長しました。
もしかすると、私のおばあちゃんと一緒に勉強していたかもしれません。

おてんばで学校当局と派手に渡りあったりして花を嘆かせます。東京女子大に進学した後も、男女平等を標榜しカフェに出入りしたり、「女権」という同人雑誌の編集に参加したりして敬策や花を心配させました。
文緒には真谷家という家門や昔風の美徳に生きる花に対する反撥があったのです。

卒業後文緒は同人仲間の晴海英二と結婚します。。。

と、女の三代記ですが、司葉子さんの「和歌山弁」が、本当に美しいのです。
今は、こんなに綺麗な和歌山弁を話すことの出来る人はいないと思います。

「〜〜〜のし。」と、締めくくる、おっとりとした表現。
他にも耳触りのいい和歌山弁のオンパレードでした。

そう、この花さんの生きていた時代は、こんな言葉を話していました。
私のひいおばあちゃんも。。。

ですが、今はあまり聞きませんね。。。
いわゆる「汚い和歌山弁」がはびこっています。


古き因習に凝り固まった時代をパーフェクトに表現していると思います。
ちょっとおどろおどろしい昔の田舎？金田一さんみたいなね。
そんな感じもしました。

本当に、紀の川の自然と、台風と・・・
台風は今でも来ますよ。。。
先日は冠水しましたし・・・
これは・・・和田川ですが・・・


この人がいたから紀の川の堤防が出来たのかしら？？？
いろいろ歴史も調べて見たくなりました。

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「さよならをもう一度」観ました。

綺麗ですね。私の大好きな女優さんの一人、イングリッド・バーグマンです。
お相手は、イヴ・モンタン。



さよならをもう一度 [DVD] / イングリッド・バーグマン (出演)


かなり大人の作品ですね。
っていうか、バーグマンは大人の女性の役が多いです。


パリに暮らす40歳の室内装飾家ポーラ・テシエ(イングリッド・バーグマン)はプレイボーイのロジェ・ドゥマレ(イヴ・モンタン)と愛人関係にあります。

身勝手なロジェは彼女にいつも淋しい思いをさせていました。

そんなとき、ポーラは金持ちの依頼人の息子で25歳になる弁護士見習いの米国人フィリップ・ヴァン・ダー・ベシュ(アンソニー・パーキンス)と知り合い。。。世間知らずで情緒不安定なフィリップは彼女に一目ぼれし、しつこくつきまといます。始めは彼を遠ざけていた彼女もやがてさびしさから彼の愛を受け入れるのですが……。

私は、20歳ぐらいの時に観て、大人なバーグマンをカッコいいと思いましたが、42歳の今、このポーラと同じような年。。。この状況はかなり辛いものがあるなあ・・・と、思いました。

ですが、1961年の映画・・・。かなり前衛的と言うか、進歩的な作品だと思います。

「結婚はしない。仕事はバリバリ頑張る。会いたいときにだけ会う大人な関係。」

今でもなかなか難しい関係かと思います。
そこに、あのアンソニー・パーキンスがどう絡んでくるのか！！

そう、見ている間中、「サイコ」が頭から離れませんでした。
いつブスッと行くのかと思っちゃいましたよ。

あまりに強烈なインパクトのある「サイコ」。。。
「サイコ」の一年後の作品でしたが、みんなどんなふうに観たのでしょうか？
興味あります。

本当に大人のラブストーリーでした。

バーグマンは・・・こちら。



イヴ・モンタン／イヴ・モンタン全集〜枯葉


サイコ　【ブルーレイ＆DVDセット 2500円】 [Blu-ray] / アンソニー・パーキン...

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