2011年12月19日

私が愛される理由〜キャサリン・ヘプバーン〜


今回見たのは、永遠のヒロイン・その愛と素顔「私が愛される理由〜キャサリン・ヘプバーンです。

キャサリン・ヘプバーンと言えば、「旅情」

     旅情 [DVD] / キャサリン・ヘプバーン, ロッサノ・ブラッツィ, イザ・ミランダ, ダレン・マクギャビン (出演); デヴィッド・リーン (脚本); デヴィッド・リーン (監督)

で有名です。アメリカで最も偉大な女優と言われています。60年間ハリウッドで活躍し、アカデミー賞主演女優賞を4回も受賞しながらも、授賞式には一度も現れなかったという逸話があります。

女性がスカートをはき家庭を守っていた時代に、従来の女優とは違いパンツルックで推し通した頑固な女優でした。

マスコミ嫌いで有名な彼女の手紙が、最近公開されました。

その手紙には、彼女が絶対に見せなかった悲しみ・・・スペンサー・トレイシーを23年間支え、自らの信念に従った波乱の人生が、綴られていました。

彼女が今なお愛されている理由はなんなのか?なぜ、人をひきつけるのか?その手紙には綴られていました。

友人に宛てた手紙には・・・

「私は気付いたのです。
 悲しみは自分一人のものとすべきで、誰にも見せてはいけないと言うことを。  
 自分の惨めさではなく、喜びと希望を人に伝えたい。
 それが、その人への愛の証になると思うから。」

その本当の意味とは?彼女の愛とはなんなのでしょうか?

キャサリンは、コネチカット出身、21歳で親の反対を押し切って、映画界へ入ります。
デビューしてまもなく、「勝利の朝」「若草物語」が大ヒット、特に、若草物語のジョーは、家庭や子育てだけではなく自由な生き方をするキャラクターで、キャサリンそのものでした。

しかし、その後の舞台では、演技力がない、男勝りであると酷評され、ふるわない時代が続きます。
というのも、彼女のパンツスタイルは当時のアメリカでさえ受け入れられず、興行の脚を引っ張る女優という不名誉なレッテルが貼られたのでした。

忘れ去られようとしていた時、支えになってくれたのはハワード・ヒューズ、大富豪の実業家でした。2人のロマンスが新聞に書き立てられます。これによって、世間の注目を浴びるようになったキャサリン。ヒューズは結婚を考えていましたが、キャサリンは私生活よりも仕事を取りました。野心は愛よりも強いそうです。

「フィラデルフィア物語」
     フィラデルフィア物語 [DVD] / ケーリー・グラント, キャサリン・ヘプバーン, ジョン・ハワード, ジェームズ・スチュワート (出演); ドナルド・オグデン・スチュワート (脚本); ジョージ・キューカー (監督)

では、女優としてだけではなく、演出家としても活躍、大ヒットとなり、名声を得ます。
そうして10年・・・彼女は一目置かれる存在になっていました。

そんな中、キャサリンは、天才・本物のスターといわれたスペンサー・トレイシーの演技にほれ込みます。何回も交渉し・・・

「女性No,1」で初共演。

     女性NO.1 [DVD] / スペンサー・トレイシー, キャサリン・ヘップバーン, フェイ・ベインター, レジナルド・オウエン (出演); ジョージ・スティーヴンス (監督)

この「女性No,1」の公開直後、第二次世界大戦へ。そのため、男性は戦場へ行くと同時に、女性の社会進出が始まります。この「女性No,1」は、できる女の役なので、多くの女性の共感を呼び、パンツスタイルが大流行!!

次々と共演する2人は、恋に落ちました。スペンサーには奥さんがいたのでしたが・・・。
キャサリンは、スペンサーとの関係を外には一切漏らすこともなく、スペンサーは、良き父、良き夫を演じました。

1947年、ハリウッドを中心に、第二次世界大戦後の非米活動委員会による思想調査が始まりました。映画製作者の洗い出しが始まったのです。沢山の映画脚本家が非愛国的思想の持ち主として追放されます。

2万人を超えるスタジアムで集会が行われ、キャサリンは演説します。自由を奪われることへの抵抗と、自由を守るために。

そんな反対運動をする俳優に対して規制がなされます。これに対して俳優達は、言論自由の会を作って対抗します。

キャサリンは、非愛国者として名前が挙がります。ハリウッドでの仕事がしにくくなってきました。

1951年、ハンフリー・ボガードと今までに前例のない、アフリカ長期ロケを行います。そう、「アフリカの女王」です。

     アフリカの女王 [DVD] / ハンフリー・ボガート, キャサリン・ヘップバーン (出演); ジョン・ヒューストン (監督)

ここでキャサリンは、まさに自分自身のように、自立している強い女性を、生き生きとした人柄を演じました。

なかなかアメリカには帰りません。海外作品に出ていましたが、そんななか、スペンサーが体調を崩します。

1963年、スペンサーが心臓発作で倒れたのをきっかけに、銀幕から身を引きます。退院後、2人は同居を始めます。出会ってから20年、初めてのことでした。

1967年の映画、「招かれざる客」

     招かれざる客 製作40周年アニバーサリー・エディション [DVD] / スペンサー・トレイシー, キャサリン・ホートン, キャサリン・ヘップバーン, シドニー・ポアチエ (出演); スタンリー・クレイマー (監督)

で、2人はまたも共演。スペンサーは、この映画に命を賭けていました。

撮影終了の2週間後、スペンサーは67年の生涯を閉じることとなります。

「この2人で過ごした27年間は至福の時でした。それを私は愛だと思う」

その後、「冬のライオン」、「黄昏」で前人未到のアカデミー賞4回受賞を成し遂げます。

晩年はコネチカットで過ごしたキャサリン、96歳で亡くなるのですが、その生き様は、彼女らしく、凛々しく自分を貫いた生き方でした。

そうして、この沢山の手紙には、勝気な彼女ではなく、彼女の人生に共鳴し、彼女の言葉を支えに生きた沢山の友人がいたことの証なのでしょう。

そうして彼女は今も、沢山のアメリカ女性の憧れの的なのです。

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posted by ちゃーちゃん at 17:20| Comment(0) | テレビ番組 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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